おりぼん
何かをしきりに訴えていますが、なんて言ってるのか、よくわかりません。
そのうちに、両耳の上あたりの髪の毛をそれぞれの手でつかんで
「こうしておりぼんつける~~」
と言ってるのが分かりました。
おりぼん・・・?
あまりに使用頻度の低い言葉だから、聞き取れなかったんだ。
「おりぼんを、つけたいの?」と聞くと、こくんとうなずきました。
「おとうさんが、おとこのこはおりぼんつける、っていったの」
「えー?お父さんが?言わないんじゃないの?男の子はおりぼん、つけないのよ」
「ちがう!おとうさんが、おとこはおりぼんつける、っていった!」
泣きながら、必死で叫んでおります。
どうやら、夢を見たようですね。
変な夢。
しかし、素直なヤツです。
お父さんがそう言ったから、僕はおりぼんをつけるのだと、一生懸命。
お父さんの言葉は絶対なのね。
お父さん、大好きだもんね。
しかし、ここは訂正しておかねばなるまい。
「でもね、男の子はおりぼんつけないのよ。おりぼんをつけるのは、女の子。ね、お父さんはおりぼんをつけてるかなあ?」
ちびすけ、しばらく目をぱちくりして考え、
「つけてない」
「ほらね」
「おりぼんをつけるのは、おんなのこ?」
「そうよ」
「おかあさん、おりぼんつけたことある?」
「あるよ。女の子だもん。Yくんは、おりぼんつけるの?」
「おとこのこだから、つけない!」
やっと納得して泣き止んでくれました。
どんな夢だったのかなあ・・・。
ダンナとちびすけがおりぼんつけて遊んでる様子を想像すると・・・ぶぶぶぶぶ。
by chibipiyopiyo | 2006-05-10 00:20 | ちびすけ