比較文化~お好みソース考~

丸二日も寝てたせいか、今日はちっとも眠れません・・・。


布団の中でいつまでも「寝れないよー」とゴロゴロ寝返りしててもしょうがないので、起き出してきてごそごそしております。




さて。本文。
広島人の常識。お好み焼きには当然、オタフクのお好みソース。
これですよね?
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私、広島県に住んでかなりになりますが、実のところは山口県出身。関東地方での数年間も経ての広島暮らしです。
広島に来て、スーパー行って、何にびびったって、お好みソースのこのサイズですよ。

何これ?業務用?

お好みソースをマヨネーズより大きいサイズで一般に売ってるのは、さすがお好み焼き王国、広島ならではです。
この写真のもので1キロちょっとですが、もうひとまわり大きい1.5キロのものも普通にありますよね?
純粋広島人の方!これ、他県では普通じゃないですからね~!
(ちなみに関東にいたときはオタフクのお好みソース、近くで売ってなくて、親に頼んで宅急便で送って貰ったりしてました)


もう一つのお好み焼き王国、大阪出身のダンナによると、大阪のお好み焼きはソースの味がちょいと違うらしい。広島のものは甘い、大阪は辛い、と。
かくいうダンナも、すでに大阪暮らしよりも広島暮らしのほうが長くなり、お好み焼きは広島風のほうが好きだと言っておりますが、面白そうだから帰省の折に大阪のスーパーでソースを買って帰ろう!ということになりました。

お義母さんにどこのメーカーを使うかリサーチしてみたところ。
「お父さんがお好みあんまり食べへんから、うちじゃ、滅多に作らんわ。ソース?適当にとんかつだかウスターだかケチャップだか混ぜんねん」
あらら・・・。そうなんですか・・・。


それならば、売り場に行けば売れ筋が分るだろうと、とりあえず行ってみましたが。
・・・・・。
わからん。
広島みたいに、目立ってでかいボトル、というものが存在しない・・・。



こういうとき、男性陣はソースのパッケージを睨んだりし始め、とにかく「自力」での情報収集を試みますが、女性はあっさりと「他力」を使うことができます。
近くにいた、買い物客に聞いてみました。
「すみません。広島から来たんですが、大阪の方がおうちでお好み焼きを作られるときに、よく使われるソースってどこのメーカーですか?」
親切なおばちゃんでした。
「そうやねえ。いろいろ好き好きがあると思うけど、わたしはオタフクを使ってますよ」

ガーーーン!
オタフク恐るべし!!

大阪にまでその勢力を拡大していたとは!!

しかし、ソースコーナーにオタフクソースは見当たらない・・・。

「ほら、これよ」おばちゃんの指すほうを見て、またしても
ガーーーーン!!!


私たちが見ていたのと、通路を挟んで反対側に、お好み焼き関連品コーナーがあり、そこにはまさに、オタフクソースがかなりの数、並んでおりました。
結構売れていると見える・・・。
オタフク恐るべし!!
関西風お好みソース、というのもいくつか見られます。でも、500g以上のものはオタフク以外ありませんでした。
おおっ。さすがお好み焼き王国大阪、粉類、天かす類、青海苔その他、商品は多彩です。あっ、オタフクの「牛すじ煮込み」なんてのもあります。さすがオタフク、大阪限定でこういうものも戦力として送り込んでいたのね。

「でも、お好み焼き屋さんではソースは独自にブレンドしてはるらしいですよ」
なるほど。
どうやら、ダンナやお義母さん、このおばちゃんの話から類推するに、もともと大阪では、お好みソースなんてものはなくて、それぞれにソースをブレンドして使ってたものだと思われます。お好み焼きにはお好みソース、というのは広島発祥の文化だったのね。
それが、オタフクソースの勢力拡大に対抗して、「関西風お好みソース」なんてものが売られるようになってきたのではないでしょうか。


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親切なおばちゃんに大感謝。
そして結局、買ってきたのはこの3本。1本はたこ焼きソースですが。
ほんとはもう1本、迷った銘柄があったんだけどあまりに多すぎても消費できないやと思ってあきらめました。

帰ってきた翌日、さっそくお昼にお好み焼き。
辛口だという、「どろソース」ベースのお好みソースを使ってみました。
か、からい・・・。色も、黒い。
スパイシー、かつ、甘み控えめです。
なるほど、これが関西風なのね。
オタフクも確認のために使ってみると、あ。あまーい。

比較文化研究、なかなか面白いです。


ともかく。
オタフク恐るべし。
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by chibipiyopiyo | 2006-08-19 04:56 | おでかけ